負担を軽くするための具体的なサービス

昔のように在宅介護が当たり前の時代ではなくなったものの、「親を施設に入所させるのはしのびない」「長年連れ添ったパートナーと離れたくない」などの理由で、家族で介護を行っている人は一定数います。しかし、介護はゴールがなく、要介護度が高いと、24時間体制で身の回りの世話をしなければならないため、長期にわたると家族自身が疲弊したり、孤独を感じたりしてしまう人が少なくありません。ですから、家族で介護をする場合も、利用できるサービスを活用したり、周囲に頼ったりするべきでしょう。

たとえば、家族で介護を行っているものの、冠婚葬祭などで家を空けなければならなくなったり、介護する側が体調を崩したりしたときには、ショートステイを利用するという方法があります。ショートステイは、1日単位で利用できるうえに、最大で30日間滞在ができるので、大切な用事や家族が心身のリフレッシュを図りたいときに頼りになります。

また、宿泊の必要はないものの、1日のうち数時間だけでも介護から開放されたいときには、デイサービスや訪問介護の利用もおすすめです。小規模多機能型居宅介護という施設では、これら3つのサービスに対応しているので、ケアマネージャーに相談してみるといいかもしれません。

それから、家族介護によってストレスや孤独を感じた場合は、居住地区の民生員や地域包括支援センターに相談してみてはどうでしょう。民生員や地域包括支援センターは子どもや高齢者、そしてその家族の相談窓口として活動しており、さまざまな面からアドバイスをしてくれるはずです。一人で悩んでいるとネガティブな感情にのまれてしまうので、些細なことでも気軽に相談してみてください。